野球部ＯＢ会設立５０周年、誠におめでとう御座います。
学校が１８８６年（明治１９年）に創立され、硬式野球部は１８９８年（明治３１年）に設立されました。
野球そのものや、その言葉が日本で余り理解がされていない時代に、先駆者の進取気鋭は正に校訓に謳われている言葉通りであります。１７年後の１９１５年（大正４年）に第１回全国中等学校優勝野球大会が豊中グランドで開催され、京津大会に八幡商業学校・坂本中学校（現比叡山）・滋賀師範学校（廃校）が出場したと記録されています。
当初は、京都と同じ土俵で予選を戦ったが、１９３１年（昭和６年）の第１７回大会より参加校の増加で滋賀予選が１３校参加の元に始まり、第１回の滋賀予選の栄えある優勝校は八幡商業でした。爾来１４度の優勝を数えています。
今年（２０１６年）で創部１１９年目を迎えましたが、全国大会の成績は既にご承知の通り、選抜大会出場７回（６勝７敗１分け）、選手権大会出場７回（６勝７敗）計１２勝１４敗１分けです。
昭和７年（第４９回卒）の若原正蔵先輩は、卒業後早稲田大学で東京六大学のエースとまで言われる程の大活躍をされたと語り継がれた母校の第１号スター選手です。現役プロとして、東北楽天ゴールデンイーグルスのエース則本昂大投手（平成２１年第１２８回卒）は新人王を獲得し、今やプロ球界のスター選手です。諸先輩が積み重ねて来られた偉大なる歴史は、我々ＯＢ会の誇りとする処であります。
全国大会が開催されて１００年目（２０１５年）に、我がＯＢ会は５０周年を迎えて、栄光の歴史を後輩達に引き継いで行く使命を帯びて居ます。その記念すべき年にこれからの後輩達に何を語り、何を伝承するかＯＢ諸氏の母校愛に期待する処が大であります。
八幡商業高等学校野球部ＯＢ会と現役野球部の益々のご発展とご活躍を祈念して、お祝いの言葉と致します。