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現監督 池川 準人(110回卒)

この度は、八幡商業高等学校野球部OB会の設立50周年、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。また、平素は我々現役野球部のために、物心両面から過分なる援助を賜り、部の活動並びに運営を支えて頂いていることを部員・指導スタッフを代表し、あらためて御礼申し上げます。
さて、学校におきましても、平成28年度に学校創立130周年を迎えます。このような二重の節目の年に、OBの一人として、伝統ある八幡商業高等学校野球部の監督を務めさせて頂いていることを本当に有り難く感じております。
私自身を振り返れば、平成7年に滋賀県の教員に採用され、四年後に夢であった母校赴任が決まった喜びは17年たった今でも忘れられません。恩師の林勝先生のもと、三年間野球部長として指導哲学を一番近くで学ばせて頂き、定年退職されるまでの間に、戦略から人脈まで林先生が築かれた全てを引き継がさせて頂きました。この財産が私にとりまして、監督として選手を指導してい
く上での基盤となっております。また、母校赴任時より諸先輩方から心のこもったお言葉をかけて頂き、時には叱咤激励と後輩の私を親身になって応援頂いたことも、大きな心の支えとなりました。
本当にありがとうございます。
近年は、滋賀県の高校野球も多少はレベルアップし、近畿大会や甲子園大会で上位進出できるチームが出て参りました。ただ、滋賀県として悲願である全国優勝を果たすためには、まだまだ力をつける必要があります。各チームがそれぞれ戦力アップをはかり、高いレベルをもって県内で切磋琢磨することが、全国優勝への近道だと考えております。そのためにも我ら八商が「投・走・攻・守」全てにたくましいチームとなり、県内のチームをリードしていく存在になる必要があると思っております。
これからも、選手とともに悲願達成のため一心不乱に練習に打ち込む所存です。今後ともOB会からの全面的なバックアップを切にお願い申し上げます。また、ご足労をお願いしますがグランドに
足を運んで頂き、現役の選手達を激励して頂ければ幸いに存じます。
最後になりましたが、この記念部史を作成するにあたりまして、竹島実行委員長はじめ、実行委員および各学年の担当者の方には編集作業に膨大な時間を割いて頂いたと推察致します。本当にありがとうございました。先輩達が築かれたこの良き伝統を守りながら、人から人へ八商野球を伝えていき、10年、20年、50年先の未来には「八幡商業高等学校野球部」の新しい歴史のページが書き加えられていることを祈念し、御礼の挨拶にかえさせて頂きます。